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絵の具の種類について
透明水彩絵の具と不透明水彩絵の具の違い
透明水彩絵の具・不透明水彩絵の具の違いは成分
透明水彩絵の具・不透明水彩絵の具どちらの絵の具も色の成分(顔料)と、顔料を紙などに定着させる糊の成分の(アラビアゴム・アクリル樹脂など)が主な成分です。
透明水彩絵の具
透明水彩は20〜30%のアラビアゴム水溶液が混ざっています。顔料の表面をアラビアゴムが覆うため、透明感があります。
不透明水彩絵の具(ガッシュ)
ガッシュは10%前後のアラビアゴム水溶液がつかわれています。顔料が空気に触れる状態になるためマットで明るく発色します。
不透明水彩絵の具(アクリル絵具)
アクリル絵具は、顔料とアクリル樹脂で出来ています。透明水彩やガッシュと大きく違うのは、絵の具が乾くと耐水性になることです。その特性を利用して塗り重ねていくことが可能です。
アクリルの特性と、ガッシュの特性を併せ持ったアクリルガッシュ絵の具もあります。
入試内容によって水溶性絵の具を併用する事もあります。透明水彩とガッシュを併用してより強く発色させたり、アクリル絵の具と透明水彩絵の具を併用して軽やかさを加えたり、それぞれの画材の長所を生かして幅広い表現ができます。